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【初心者必見】Seratoとrekordboxはどっちがいいのか?DJソフト選びの決定版ガイド
DJを始めたいけれど、どのソフトを選べばいいのか迷っていませんか?今回は、世界中で愛用されている二大DJソフト「Serato」と「rekordbox」を、DJ機材に詳しくない初心者の方でも理解できるよう、徹底的に比較解説します。

そもそもDJソフトウェアって何?

昔のDJは、レコードプレーヤーやCDプレーヤーを使って音楽をつなげていました。しかし現在では、パソコンとDJソフトウェアがあれば、簡単にDJプレイができるようになっています。
DJソフトウェアとは、パソコン上で音楽ファイルを再生し、2つの曲を滑らかに繋げるための専用アプリケーションです。音楽のテンポを合わせたり、エフェクトをかけたり、曲の好きな位置から再生したりといった、DJに必要な機能がすべて搭載されています。
DJソフトを使うメリット
現代DJの4大メリット
- コスト削減:CDやレコードを大量に購入する必要がない
- 持ち運びの便利さ:ノートパソコン一台で何千曲も持ち歩ける
- 練習のしやすさ:自宅で気軽に練習できる
- 失敗しにくい:自動でテンポを合わせる機能などがある
Serato DJ:世界中のDJが愛用するスタンダード

Serato DJは、ニュージーランド発祥のDJソフトウェアで、現在世界中のクラブで最も使用されているソフトの一つです。特にヒップホップやR&B、EDMの分野で圧倒的な人気を誇っています。
Serato DJの特徴
シンプルで直感的な操作性
Serato DJの最大の魅力は、その使いやすさです。画面レイアウトがシンプルで、初心者でも迷うことなく操作できます。重要な情報が見やすく配置されており、DJプレイに集中できる設計になっています。
スクラッチやパフォーマンス重視
Serato DJは、ターンテーブルを使ったスクラッチプレイに特化した機能が充実しています。世界のトップDJたちがパフォーマンスで愛用しているのも、この精密な操作性があるからです。
豊富な対応機材
Pioneer DJ、Denon DJ、Roland DJなど、多くのメーカーのDJコントローラーに対応しています。機材選びの自由度が高いのも大きなメリットです。
Serato DJの価格体系
Serato DJ Lite
価格:無料
基本機能のみ。DJの入門には十分な機能を搭載。2デッキでの基本的なミックスが可能です。
Serato DJ Pro
価格:約1万5千円〜2万円
プロ仕様の全機能。4デッキ対応、高度なエフェクト、録音機能など本格的なDJプレイが可能。
rekordbox:Pioneer DJが誇る次世代DJソフト

rekordboxは、世界最大のDJ機材メーカーPioneer DJが開発したソフトウェアです。日本発の技術として、近年急速にシェアを拡大しています。
rekordboxの特徴
起動の速さと安定性
rekordboxの最大の特徴は、その動作の軽快さです。ソフトの起動時間が1分以内と非常に速く、現場でのトラブルリスクを大幅に軽減できます。
日本語完全対応
日本のメーカーが開発しているため、すべての機能が日本語で表記されています。マニュアルやサポートも充実しており、初心者にとって非常に心強い存在です。
クラブ現場との親和性
世界中のクラブに設置されているPioneer DJのCDJシリーズと完全互換性があります。自宅でrekordboxで準備した楽曲データを、そのままクラブのCDJで使用できるのは大きなメリットです。
AI機能の充実
楽曲の自動ミックス機能や、次にかける曲の推奨機能など、AI技術を活用した先進的な機能が搭載されています。
rekordboxの価格体系
無料プラン
価格:無料
基本的なDJ機能を利用可能。2デッキでのミックスが楽しめます。
Coreプラン
価格:月額1,480円(年払い:15,840円)
録音機能、DVSサポート、クラウド同期など追加機能。
Creativeプラン
価格:月額1,980円(年払い:21,120円)
全機能利用可能。8デッキ、高度なエフェクト、ビデオミックス等。
機能比較:どちらが初心者におすすめ?

項目 | Serato DJ | rekordbox |
---|---|---|
使いやすさ | シンプルで直感的 | 現代的で洗練されたUI |
言語サポート | 英語(一部日本語化) | 完全日本語対応 |
起動速度 | 1〜2分 | 1分以内 |
安定性 | 高い(やや不安定な場合も) | 非常に高い |
学習リソース | 豊富(英語多め) | 日本語コンテンツ充実 |
クラブ対応 | 対応機材持参必要 | CDJと完全互換 |
使いやすさの比較
Serato DJ – メリット
- シンプルな画面構成で直感的
- 世界標準の操作感
- 学習リソースが豊富
- スクラッチ機能が優秀
- 対応コントローラーが多い
rekordbox – メリット
- 現代的で洗練されたインターフェース
- 完全日本語対応
- 日本語の解説動画や記事が充実
- 起動が早く安定性が高い
- AI機能が先進的
初心者の方には、日本語サポートが充実しているrekordboxの方が取っつきやすいと言えるでしょう。
対応ジャンルと特徴
Serato DJが得意なジャンル
- ヒップホップ
- R&B
- レゲエ
- EDM
- スクラッチを多用するジャンル
rekordboxが得意なジャンル
- ハウス
- テクノ
- アニソン・ボカロ
- J-POP
- あらゆるジャンルに対応
初心者におすすめのDJコントローラー

DJソフトウェアを使用するには、専用のコントローラーが必要です。以下が初心者におすすめの機材です。
rekordbox対応コントローラー
Pioneer DJ DDJ-FLX4(約4万円)
- rekordbox、Serato DJ Lite両対応
- 初心者向けの親切設計
- SMARTフェーダー機能で簡単ミックス
- コンパクトで持ち運びやすい
Pioneer DJ DDJ-FLX6-GT(約8万円)
- 4チャンネル対応
- プロ仕様の高機能
- MERGE FX、JOG CUTTER機能搭載
- rekordbox、Serato DJ両対応
Serato DJ対応コントローラー
Pioneer DJ DDJ-REV1(約4万円)
- Serato DJ Lite対応
- スクラッチ向け機能充実
- コストパフォーマンス抜群
- ヒップホップ向け設計
Pioneer DJ DDJ-REV5(約16万円)
- Serato DJ Pro付属
- 大型ジョグホイール
- プロ仕様の高品質フェーダー
- バトルスタイル対応
セットアップと始め方
必要な機材
パソコン
Windows/Mac
DJコントローラー
専用機材
ヘッドフォン
モニター用
スピーカー
音響出力
基本的なセットアップ手順
DJソフトウェアをダウンロード・インストール
公式サイトから対応するソフトウェアを入手
DJコントローラーをUSBケーブルでパソコンに接続
ドライバーが自動インストールされる場合が多い
ヘッドフォンとスピーカーを接続
音声出力の設定を確認
ソフトウェアでオーディオ設定を確認
入出力デバイスの選択
楽曲ライブラリを追加
音楽ファイルをソフトに読み込み
基本操作を練習開始
ミックスの基本テクニックを習得
2024年の市場動向と選び方
現在の使用状況
世界のクラブシェア
日本国内シェア
プロDJの声
「現場の対応機材を考えると、rekordboxとSeratoの両方使えると安心」
「初心者にはrekordboxの方が挫折しにくい」
「スクラッチメインならSerato一択」
あなたにはどちらがおすすめ?
rekordboxがおすすめな人
- DJを始めたばかりの完全初心者
- 日本語サポートを重視する
- 安定性を最優先に考える
- 将来的にクラブでプレイしたい
- アニソン、J-POP、ハウス、テクノが好き
- AI機能に興味がある
Serato DJがおすすめな人
- ヒップホップ、R&B、レゲエが好き
- スクラッチに興味がある
- パフォーマンス重視のプレイをしたい
- 世界標準のソフトを使いたい
- 豊富な機材選択肢を求める
- 英語コンテンツに抵抗がない
まとめ:結局どちらを選ぶべき?
初心者の方には、rekordboxをおすすめします。その理由は:
日本語サポートの充実
挫折しにくい環境が整っている
安定性の高さ
現場でのトラブルリスク軽減
将来性
クラブ現場との互換性
コストパフォーマンス
無料版でも十分な機能
ただし、ヒップホップやスクラッチに特化したい場合は、Serato DJも十分に検討に値します。
最初の一歩として
まずはPioneer DJ DDJ-FLX4をおすすめします。rekordboxとSerato DJ Liteの両方に対応しているため、実際に両方試してから決めることができます。
学習の進め方
無料版ソフトで基本操作を覚える
YouTubeや解説サイトでテクニックを学ぶ
有料版へのアップグレードを検討
オンラインDJスクールでの本格学習
最後に
DJという趣味は、音楽の新しい楽しみ方を教えてくれる素晴らしいものです。ソフトウェア選びで迷うより、まずは始めてみることが大切。どちらを選んでも、きっと音楽の新しい世界が広がることでしょう。
この記事が、あなたのDJライフの第一歩の参考になれば幸いです。
記事内の価格や機能は2024年12月時点の情報です。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
引用元:
SC-RECS.com |
MIXFUN! |
サウンドハウス |
DJcity News
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