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【DJの必需品】OYAIDE(オヤイデ)ケーブルが音質を変える理由とは?

DJをやっている人なら、一度は見たことがあるはずの「緑色のケーブル」。それがOYAIDE(オヤイデ)のケーブルです。なぜ多くのプロDJが愛用し、音楽業界で高い評価を得ているのでしょうか?今回は、このDJ界のスタンダードとも言えるケーブルについて、わかりやすく解説していきます。

OYAIDE(オヤイデ)とは?

OYAIDE(オヤイデ電気)は、1963年に設立された日本の老舗オーディオケーブルメーカーです。東京・秋葉原に本社を構え、50年以上にわたってオーディオ用ケーブルの開発・製造を手がけています。

OYAIDE DJ用ケーブル内部構造図解

引用元:OYAIDE DJ用ケーブル内部構造図解(作成)

同社の製品は3つのブランドに分かれています:

1
OYAIDE:ハイエンドオーディオ向け

2
NEO:楽器用・プロフェッショナル向け

3
d+:DJやDTM向け

特に「d+(ディープラス)」シリーズは、世界中のDJから絶大な支持を受けており、大型フェスやクラブで使用されているケーブルの多くがOYAIDE製です。

なぜDJにOYAIDEケーブルが必要なのか?

音質の向上

一般的な安価なケーブルと比べて、OYAIDEケーブルは以下の点で優れています:

OYAIDEケーブルの音質メリット
1
音の情報量が格段に違う
圧縮されたMP3音源でも、OYAIDEケーブルを使用することで失われがちな音の細かい部分まで再現できます。特に低音の迫力と高音の透明感が向上し、DJプレイ時の音の立体感が大幅にアップします。

2
音痩せを防ぐ
デジタルシステムでよく起こる「音痩せ」現象を防ぎ、濃密で立体感のあるサウンドを実現します。これにより、フロアに響く音に迫力と存在感が生まれます。

実際のユーザーの声

レコードプレーヤーをより高音質に!PLX-1000やSL-1200MK7などRCAケーブル着脱可能なターンテーブルに効果大!オヤイデd+シリーズフォノケーブル!

引用元:OTAIRECORD

多くのDJが「ケーブルを変えただけで音が劇的に変わった」と報告しており、特にクラブなどの大音量環境でその違いが顕著に表れるとされています。

OYAIDE d+シリーズの特徴

DJ機器とOYAIDEケーブル接続図

引用元:DJ機器とOYAIDEケーブル接続図(作成)

1. フラットケーブル設計

OYAIDEの最大の特徴は「きしめん」のような平たい形状のケーブルです。この設計には以下のメリットがあります:

1
取り回しの良さ:狭いDJブースでも邪魔になりにくい

2
電気的特性の向上:ケーブル内部の歪みを軽減し、音質劣化を防ぐ

3
視認性:暗いクラブでも緑色が目立つため、配線ミスを防げる

2. 高品質な材料使用

導体材質

S
Class S:102SSC(高純度単結晶銅)

A
Class A:102SSC(高純度単結晶銅)

B
Class B:OFC(無酸素銅)

端子処理

24K金メッキコーティング

高い耐久性と低い接触抵抗を実現

3. 豊富なラインナップ

OYAIDEは、DJが必要とするほぼすべての種類のケーブルを取り揃えています:

製品ラインナップ
1
RCAケーブル
CDJとDJミキサーの接続用、ターンテーブル専用のフォノケーブル

2
USBケーブル
PCとオーディオインターフェースの接続用、Type-C対応の最新規格にも対応

3
変換ケーブル
3.5mmミニジャック to RCA、XLR変換など、様々な機器間の接続に対応

人気製品紹介

d+ classB DJ set Type-C/1.0

d+ classB DJ set Type-C/1.0

引用元:オヤイデ電気公式サイト

価格:11,000円(税込)

セット内容:

1
d+ RCA classB 1.0m × 2本

2
d+ USB Type-C classB 1.0m × 1本

3
専用ケーブルバッグ

現在最も人気の高いDJ用セットです。PCとオーディオインターフェース、CDJとDJミキサーの接続に必要なケーブルがすべて揃っており、初めてOYAIDEケーブルを試す方にもおすすめです。

d+ RCA for TurnTable classB

d+ RCA for TurnTable classB

引用元:オヤイデ電気公式サイト

価格:5,500円(税込)

ターンテーブル専用に設計されたフォノケーブルです。アナログレコードの繊細な音を余すことなく伝送し、Technics SL-1200シリーズやPioneer PLX-1000などの人気ターンテーブルに最適です。

クラス(グレード)による違い

OYAIDE製品比較チャート

引用元:OYAIDE DJケーブル製品比較チャート(作成)

OYAIDEのd+シリーズには、性能と価格帯によって3つのクラスがあります:

グレード別特徴
S
Class S(最高グレード)
導体:102SSC(高純度単結晶銅)
価格帯:8,000円〜12,000円程度
用途:プロフェッショナル、音質重視

A
Class A(中級グレード)
導体:102SSC(高純度単結晶銅)
価格帯:6,000円〜9,000円程度
用途:セミプロ、高音質を求める愛好家

B
Class B(エントリーグレード)
導体:OFC(無酸素銅)
価格帯:4,000円〜6,000円程度
用途:初心者、コストパフォーマンス重視

初めてOYAIDEケーブルを試す方には、コストパフォーマンスに優れたClass Bがおすすめです。

実際の音質効果は?

ユーザーレビューより

どのケーブルにも言えることとして、音のもやっとした余分な部分が良い意味でなくなってハリも出ることで音像がわかりやすくなった印象を受けました。

引用元:レンティオ – オヤイデ電気 電源ケーブル比較セット レビュー

USBケープルでも音質に差が出る事がわかった

引用元:Amazon カスタマーレビュー

プロの評価

DJが使うUSBケーブルのスタンダード的存在のオヤイデ電気さん。私の知っているDJも使用している人多いですね。サウンドの特徴はまさにDJが好きそうな…

引用元:島村楽器 – 1万円のUSBケーブルでPCDJの音質を変える!

プロのDJも愛用

OYAIDEケーブルは、多くの著名アーティストのライブやレコーディングで使用されています。公式Twitter(X)では、以下のような投稿が見られます:

THE SPELLBOUND、サカナクション、電気グルーヴ、D.A.N.などのライブPAを担当する凄腕サウンドエンジニアの佐々木幸生さんにオヤイデ本社にお越し頂き、ケーブルとPAについて興味深いお話をたっぷり聞かせて頂きました!

引用元:OYAIDE公式Twitter

CRYPT CITYのGt.戸高賢史さんのツアー用ボードに、ソルダーレスケーブルを採用して頂きました!

引用元:OYAIDE公式Twitter

よくある質問

本当にケーブルで音が変わるの?
はい、確実に変わります。特にDJのようにPA環境で大音量で音楽を再生する場合、ケーブルの品質差は顕著に現れます。安価なケーブルでは音の情報が失われがちですが、OYAIDEケーブルを使用することで、音の密度と立体感が大幅に向上します。

初心者にはどの製品がおすすめ?
「d+ classB DJ set Type-C/1.0」がおすすめです。PCDJに必要なケーブルがすべて揃っており、コストパフォーマンスも優秀です。11,000円という価格は決して安くありませんが、音質向上効果を考えれば十分に投資する価値があります。

他社製品との違いは?
OYAIDEの最大の特徴は、DJ用途に特化した設計思想です。フラットケーブル形状による取り回しの良さ、暗所での視認性、そして音質面では特にデジタル機器での音痩せ防止に優れています。また、変換ケーブルのラインナップが豊富で、あらゆる機器間の接続に対応できるのも大きなメリットです。

まとめ

OYAIDE(オヤイデ)のDJ用ケーブルは、単なる「線」ではありません。音楽の情報を正確に、そして豊かに伝える「楽器」の一部と考えることができます。

主なメリット
1
音質の大幅向上 – 音の密度と立体感が向上

2
取り回しの良さ – フラット形状で配線しやすい

3
高い耐久性 – プロユースに耐える品質

4
豊富なラインナップ – あらゆる接続に対応

5
プロの信頼 – 世界中のDJが愛用

確かに初期投資は必要ですが、一度その音質を体験すれば、もう安価なケーブルには戻れないでしょう。DJとしてのパフォーマンス向上を真剣に考えている方には、ぜひ一度試していただきたい製品です。

特にこれからDJを始める方や、現在の音質に満足していない方には、Class Bグレードからスタートすることをおすすめします。きっとその音質の違いに驚かれることでしょう。

OYAIDEケーブルで、あなたのDJライフをワンランク上のレベルへと押し上げてみませんか?

参考文献

この記事で使用した製品情報や価格は2025年6月時点のものです。最新情報は各公式サイトでご確認ください。

オヤイデ電気公式サイト
NEO by OYAIDE Elec
OTAIRECORD
島村楽器 DJ機材専門店
サウンドハウス

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